【優しい翼】
曲:YJ
詞:mic

【YJ】
元々は知人から作曲の依頼を受けて書いた曲だったが、そのメロディーに新しい歌詞を載せてTRIUNITYアレンジを加えたこの作品。
曲のテーマは女性的抒情歌。全体的にやわらかくあたたかい歌をイメージに仕上げていった。
勿論TRIUNITYの醍醐味的音楽ジャンル融合の要素はいくつかの部分でたっぷり表現している。

元々TRIUNITYアレンジ前の曲のKeyはGメジャーだったが、mic姐の声域にあわせてEメジャーに変更した。
これによってmic姐の声域を下から上まできっちり使いこなす(果たす)事に成功した。
メロディーととその歌詞が持つ女性らしい歌を前面に押し出すためにヴォーカルパートには、
・ダブルヴォイスによる臨場効果
・1オクターブ下のユニゾンコーラス
・3度のコーラスハーモニー
等が仕掛けてある。

ギタープレイに関しては、バッキングはポップでソロフレーズはロック!をテーマに。
この曲に関しては機材の癖、特徴をあまり前面に出したくなかったのでギターに関しては初のフルラインテイクを行った。

ベースに関してはj23に例によってリズム、フレーズともに結構厳しい注文を飲んでもらった。

ドラムサウンドはリズムの組み立ても含めてJ23に委託(少しずつ仕事を振ってきてます、最近)。
詳しくは彼のコメントを参照願いたい。


ギター録音に使った機材は以下の通り。
・ギター:中国製昇り竜ギター(Feeliing.....)
・エフェクター:YAMAHA-FX-900、Roland-VS840EX内蔵CleanComp
・アンプ:無し(VS-840Sライン直結)

【mic】

ファースト・アルバム用のラストレコーディング曲です。
2005年1月のスタジオ練習中に「こんな曲作ったんだけど」ってYJが聴かせてくれた曲でした。

楽曲として構成が完成したうえで私が歌詞を作り、夏合宿で仕上げる予定だったのですが、
音合わせ中に予想外の方向転換をすることで先送りされることになりました。

この曲には、都合3パターンの歌詞が存在します。
ひとつは、TRIUNIYのメンバーじゃない方が作った『この曲の基』になったもの。
もうひとつは、この曲のために私が作りつつお蔵入りさせてしまったもの。
そして、今回レコーディングすることになったもの。
3つとも異なる内容っていうのが不思議な感じ・・・考えてみると贅沢な曲ね。

歌詞のテーマは『女性的抒情歌』。
「そんな慣れないこと私に言われても」と内心思ってしまったことはナイショにしておいて。
今まで私が作った歌詞は女性的情緒が皆無だったので、ある意味新しい世界になったと言えましょう。

歌そのものは今まで歌ったTRIUNITYの曲で一番難しかったかも知れません。
歌っていただくと分かりやすいと思うのですが、使用音域が結構広いのですよ。
メロディーの高低を生かすために吟味したKeyは、合宿前に出来上がっていたデモよりも3度低いものでした。
これによって曲のイメージが大幅に変わり、3パターン目の歌詞を生むきっかけにもなったのです。

この曲を聴いてくださった方はどんな光景を思い浮かべますか?
そして、誰を思い浮かべますか?
そのイメージの中に、ほんのり秋の空を感じていただけたら嬉しいです。

【j23】

はい、こんにちは。
この曲って今回の新曲ラッシュの中では基本部分が一番初めにできてたんですね。
上記でmicも書いてますがその起源は2005年の1月ごろ。そのあと、なんだかんだで先送りに
なっていたんですが5月の合宿の少し前くらいに、まず「ドラムよろしく」って軽く振られてしまいました。
その時点では実はすでに今回の新曲ラッシュ攻勢が始まっていた気がします。

ドラムパターン考えるのは「夜明けを待っている」以来約2年ぶり(!)のことでした。
「夜明けを待っている」の時はかなりオーソドックスなドラムパターンだったので今回は変化をつけようと
苦労しましたね。ベーシックな部分を合宿前に創り、最終的なキメなどは合宿で仕上げました。

ドラムパターンの次はベースです。
第3弾の「Miosotys」の収録後、「次の曲はなんか『秋』っぽいイメージだねぇ」ってな話をしていたので
秋をイメージしたベースのフレーズになるはずだったんですが出来上がってみると少なくとも秋のイメージでは
ありませんでした。まぁレコーディングマジックってことで。。。

ベースが終わると次は鍵盤です。当初?秋のイメージだったのでベースができる前は「オルガンかな?」って
考えてましたがベースが出来上がった時点ですでに秋のイメージからは離れてきていたのでオルガンには
こだわらず別の方向で考えてみました。使ったのは「オカリナ」「ハープ」「ストリングス」といった
どちらかというと叙情的な楽器の音色でした。それでいてフレーズはちょっと跳ねてみたりしてTRIUNITYらしい
鍵盤になりましたね。

以外に動きのある少しPOPなベースと叙情的でやわらかく温かみのある音色の鍵盤、所々熱いフレーズの入るドラムと
とってもTRIUNITYな曲になりました。

使用機材は以下のとおり
・Dr :PC(IBM X-23)+Roland U-8(Midiインターフェース+シーケンスソフト)
    KAWAI G-Mega
・Bass:RockoonRB64(シャア専用)
・鍵盤:KAWAI KC-10+G-Mega(音源)


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