【PINK STRAWBERRY】
曲:YJ
詞:YJ


【YJ】

TRIUNITY初のビートの効いたUPテンポなポップナンバー。
前作の「ノスタルジア」が非常に長い曲となってしまった反動で、2分程度のストレートなPOPがやりたくて造った曲がこの作品。
でも要所要所にROCKなテイストも忘れずに盛り込んでます!
タイトルもPINK〜ってつくだけでとってもサイケな感じがするよね?

レコーディングもめっちゃ楽しくやれたな、特にコーラス。
J23と俺のパンク風コーラスもラストの「Yeah-!!」もね。
こういうナメきったノリをやれる曲ってなかなかないんだよねぇ。

そのような背景とは裏腹にこの曲の詞は決してど明るいもんじゃない。
こんな世の中だからどんな奴だって時には頭もおかしくなっちまうし、怪奇な事件にもそれほど驚かなくなってきたりしてる。
戦争は起きるし、おっかねぇウィルスは蔓延してるし、やべぇ宗教団体は次から次だし、天候や自然現象も狂ってるし、惑星直列だって起きるとかって話もある。
だからいつ死んじまっても悔いの無いような毎日を生きてるつもりでも、その最後の時は俺は一体何してるんだろうってよく考える。
今俺にとって一番大事なものってなんなんだろうとかってね。
だけど実はつい最近そいつを失ったんだって気付いたりもして。
そんな日常を短い唄に詰め込んだんだけど、そんな訳で歌詞に出てくるピンクのイチゴもSMILEも俺の中の空想(=理想)なわけだ。

そんな歌詞に反して曲の雰囲気はどこか”バカっぽく”、”ノーテンキ”な感じを醸し出したかったんでギターのバッキングにはWOWを多用した。
そしてJ23の鍵盤には「とにかくサイケな感じでとことんPOPに」って感じの注文でまとめてもらった。

ギター録音に使った機材は以下の通り。
・ギター:Greco-LP.standard model
     B.C.Rich-Mockin' Bird NT
・エフェクター:RAT、CryBaby-WOW、Guyatone-AutoWOW-WR2、BOSS-OD1
・アンプ:PEAVEY 5150


【J23】

この曲のレコーディングは楽しかった。
とてもポップな曲だし、コーラス?初参加だし。
レコーディングにも徐々に慣れてきたこともあってこのころから時間も短縮できたかな?
フレーズについては録音中にプロデューサーからの指導もあり当初のものからは結構変わった。
鍵盤についてはサイケな感じ、特に音色についてはいい感じでできたと思う。

使用機材

ベース:RockoonRB64(メインベースのはずだが録音では初使用)
鍵盤:KAWAI KC-10
音源:KAWAI G-Mega


【mic】

とにかく楽しいレコーディングでした!特にコーラス!!みんな同じこと言ってるなぁ。

最初にメインのヴォーカルラインを録音したんですけど「うーん・・・弾け方が足らん」というプロデューサーのお言葉。
やっぱりそこが課題なのか。って言っても難しいんだよー、壁に向かって弾けるのって。
そうそう。レコーディングはYJ宅でやってるので、シャイな私はいつも壁や機材やヘッドバン犬(※)に向かってLOVE SONGを歌っているのですね。
毎回「あの俳優さんの写真を持って行こ♪」と思いつつ忘れるので仕方ないかも知れませんが。
で根がまじめなもので(そこ笑わない)、新曲に慣れるまでは主旋律を丁寧に歌うことに労力を費やしてしまうわけです。
どうすればいいんでしょう。

今回の主旋律はダブルヴォイスという手法を取ることにしていたので、同じメロディーをもう一度録音しなければなりませんでした。
「先にコーラス録っちゃう?」ってことで、コーラスっていうか掛け声を録音することにしました。
・・・3人向かい合って録音したラストの「Yeah-!!」で弾けた、というか壊れたようです。ちょっと笑いが止まらなくなっていました。
mic、ナチュラル・ハイ状態のままコーラス録音はあっさり終了。
そのままの勢いでダブルヴォイス部分の主旋律を録音したのですが、イイ感じで弾けていたようで即OKが出ました。
最初に録音した優等生バージョンとMIXすると良いみたいだったのでそこで終了。
こんなに歌録が早く終わったのは初めてでした。1時間もかからなかったんじゃないかしら。

POPな曲とダークサイドな歌詞の組み合わせも新鮮でした。
実際声に出して歌ってみると歌詞の深さが分かってくる感じ。
心地良いGAPだった気がします。

 (※)ヘッドバン犬・・・YJプロフィール『Room Studio & Rec.Systems』参照のこと

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