【さよならの雨音】
曲:YJ
詞:mic

【YJ】
この曲の原曲は、One-Way-Drive!時代に書き上げたものでOne-Way-Drive!のアルバムの中に収録されている。
今回セルフカバーとしてTRIUNITYアレンジでこの曲をレコーディングした経緯は、この2nd.のコンセプトでも有る
「TRIUNITY的音楽ジャンルの融合」の更なる新境地開拓の手掛かりを掴む事に在った。
ハードロック的要素を取り入れたポップスソング。
ミックスダウンまでのプロセスとしては、曲をハードなアレンジに落とし込んでいくと言うよりも、あまりにもハードに
なり過ぎないようにいかに(自分を)抑え込んでいくか、がポイントだった(笑)。
しかし、ギターソロでは、GrecoのEG420+Roland GT-Proの組合せで自分を一気に解放させた。
また今回はピアノ、シンセを俺とSoHの二人でほぼ50%/50%で担当している。オープニングのピアノと効果音的シンセフレーズを
俺が担当し、ギターソロのバックで鳴ってる懐かしい雰囲気のハードなシンセと、Aメロを中心としたピアノフレーズの展開をSoHが
担当している。
ヴォーカルに関しては低音から高温の広域に及ぶメロディーラインをきっちりと再現するためにオリジナルのキーから
4度下げてmic嬢の音域にあわせこんだ。コーラスワークも含めて面白い雰囲気に仕上がっていると自負している。

使用機材は以下の通り。
<ギター録音>
・ギター
 ソロ:Greco EG-420
 バッキング:Gibson-Firebird V-customshop
・エフェクター:Roland GT-Pro
・アンプ:PEAVEY 5150

<鍵盤録音>
・鍵盤:・CASIO CTK-541
・エフェクター:キーボード内臓エフェクト、Roland-VS840EX内臓フェイズシフター

<リズム録音>
・BOSS-DR-550MkU


【mic】
もともと男性の言葉で作られた歌に女性が同じメロディで返歌するという試みで、
女性の返歌部分の歌詞をフルコーラスで作ってみました。
(元歌をご存知の方はごく少数かも知れません)
いかんせん別れの歌なので決してハッピーエンドには持って行けないのだけど、
哀しみの最後に希望が見え隠れするような物語を書きたいと思っていました。

歌の世界を表現するのに、少しシアトリカルな手法を使いました。
歌だって易しいわけじゃないのに、なんてハードルが上がってしまったんだろ・・・
とは思いましたが、メンバーに泣き言を言いながらも何とかハードルは飛び越えました。
自分との新しい戦いをひとつクリアしたように思います。

今更ながら、ハードロックと演歌の根底は同じなんだと思います。
泣きのメロディには日本人の魂を感じます。
そして、その魂がしみじみ分かるお年頃になりました。


【SoH】
YJの別プロジェクト[One-Way-Drive]の曲 Rain Through The Pain に対する返歌。
少しスローテンポなハードロックに仕上がってます。
ベースラインは8分弾きを中心に。
鍵盤はイントロ、エンディングのピアノはYJが、それ以外を担当しています。
ギターソロのバックのストリングスを聞けば80年代ハードロックもしくは
ジャパメタを思い起こす人もいるのでは・・・・
以前、聞いたところではYJがTRIUNITYを始めようと考えていた頃は、「プロデュースを
メインにして、ギターは弾かなくてもいいや」と思っていたようですが・・・
どこがやねん!!

使用機材
ベース:Rickenbacker 4003
エフェクター:T REX SQUEEZER
鍵盤:Roland D-70


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