【HolyWhiteVacation】
曲:YJ
詞:mic & YJ

【YJ】
自分のこれまでの音楽活動、作曲活動を振り返ってみて、いつかやってみたいと思いながらも
なかなか実現しなかったテーマが「クリスマス・ソング」だ。
曲自体は、YJ−PROJECT時代に書き上げた思い入れのある曲で、アレンジは全く異なる雰囲気にして
誰が聴いてもわかりやすいクリスマスな要素をたっぷりと盛り込んでみた。
歌詞のクレジットは俺とmic嬢の共作になっているが、実際は詞のコンセプトも含めて全体をmic嬢が書き上げたもので、
俺は譜割や表現のイメージの修正を加えた程度である。

冒頭の街の雑音は実際に自分で街角に立ちモバイルレコーダーで録音をしたもの。
またレコーディング作業自体は、Mac+ProTools+CUBASEの新・レコーディングシステムで作業を行った。

余談だが、世の中の大抵のクリスマスソングは、セールス上の都合でクリスマスとは全く無関係な時期に構想から
レコーディングまでの作業がなされている。そんな中、この曲はレコーディングに関してはクリスマスの直前に実施したため
雰囲気造りはやりやすかった。
ただアルバムの発売は1月になったので、年間で最も先取り(?)したクリスマスソングになってしまったが。。。

使用機材は以下の通り。

<ギター録音>
・ギター:Epiphone EO-2
Greco EG420
・エフェクター:BOSS-GT Pro
BOSS-AD5
・アンプ:PEAVY 5150
Roland JC-20
<リズム録音>
・CASIO-CTK541
・BOSS DR-550U
<Keybord>
・CASIO-CTK541


【mic】
”コテコテのクリスマス・ソングを作ろう!”ということで、歌詞から作り始めた曲です。
最初はとりとめのないメルヘン&ファンタジーな内容だったのですが物語の展開が立ち行かなくなり、
クリスマスにまつわる恋の歌に書き換えることにしました。

恋の歌を書くのは単純に照れくさくてずっと手を付けずにいたのですが、
とある画家の男性が「ある年齢を過ぎてやっと照れくささが緩和されて、恋の絵を描いてもいいと思うようになりました」と
はにかみながら話されている姿がとても素敵で、私もそろそろいいかなぁと考えました。

一旦歌詞を渡した後で曲が来て、その曲に合わせて歌詞を調整していくというキャッチボールを何度か繰り返し、
ボーカル・レコーディング開始予定時刻を過ぎても譜割の調整を続けてやっと現在の形に落ち着きました。

音楽的には、自分たちが親しんできたクリスマス・ソングのエッセンスをすべて織り込もうと全情熱を注ぎました。
クリスマスを意識しまくった各楽器の音色やサウンドの余韻は相当丁寧に作り込んでいると思います。
鈴を延々振り続ける間に楽しくてなってきて笑いが込み上げたり、合唱団の雰囲気を表現するのに禁断の奥の手を使ったり。
何より楽しかったのは、禁断の奥の手を披露した時のメンバーの表情だったかも。

使用機材:鈴


【SoH】
TRIUNITY初めての試み「季節Song」です。
TRIUNITYのレコーディングは概ねYJがリズム、ギター、歌メロを入れたデモを起こします。
そこに、ベース、鍵盤の案を重ね、検討してからレコーディングとなるのですが、
大体の場合ベースライン、鍵盤フレーズともに修正が入ります(平たく言うとダメだしです)
ところがこの曲の場合はベースラインはほぼ修正なしというレアなケース。
自分でもとても気に入ってるベースラインです。
鍵盤はこれまた珍しいオルガンソロがありますね。どこかで聴いたことがあるフレーズが
あるかもしれません。そう感じたらお友達になりましょう!

使用機材
ベース:Rickenbacker 4003
エフェクター:T REX SQUEEZER、SANSAMP BassDriver
音源:Roland SC88Pro
鍵盤:Roland D-70、KAWAI K-5000


Copyright2002[3 Wishes Music Records] ALL RIGHTS RESERVED.
TRIUNITY Official Web Site