「J23と音楽」って感じで・・・
(雑文チックに)
第1章(高校2年生くらいまで)
まずはじめに我が家の音楽的な環境を説明しましょう。
うちの両親はともに音楽好きで最初の出会いは音楽サークルでのことだったらしい。
親父は独学でピアノを、母は歌を歌うことが好きで声楽を勉強しようと
共に某大学の音楽サークル(当然クラシックだ)に入っていたのである。
結婚して数年、長男誕生。当然音楽を勉強?させようとピアノを習わせる。
そして5年後、長女誕生。同じく音楽を勉強?させようとピアノを習わせる。
そして翌年次男(俺だ!)誕生。同じく音楽を勉強?させようとしたのだが
なぜかピアノではなく某ヤ○ハ音楽教室のグループレッスン(5〜6人で
オルガンを習うという当時流行ってきていたスタイル)のクラスに放り込んだ。
この次男がまたこれわがままであっという間にそのクラスがいやになり
「お兄ちゃんやお姉ちゃんと一緒がいい」と駄々をこねだしたのである。
困り果てた両親は止む無くほんの4歳ちょっとのガキにピアノを習わせざるを得なかった。
小学生になるまではおとなしくピアノを習っていたような気がする。
しかし、小学生になり、いろんな友達ができると
ピアノのレッスンが邪魔くさくてしょうがない。
あっという間にピアノを習うのがいやになってしまったが、両親としてはせっかくはじめた
ピアノ教室をやめさせようとはしなかった。
ちなみに当時聴いていた音楽はなんだっけ???
たぶん歌謡曲かな?フィンガーファイブとか山口百恵なんかが気に入ってたと思う。
中学校に入り新しい友人ができそのころからよく音楽を聴くようになったような気がする。
中学校2年生ごろまでは不思議な取り合わせだがY.M.OとRCサクセションが大好きだった。
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Y・M・O「増殖」 | RCサクセション 「トランジスタ・ラジオ」 |
中学校の3年生になるとき家の事情で奈良県に引っ越すことになった。
引越しと同時にそれまでいやいや習わされていたピアノ教室ともおさらばだった。
まあ本人がいやいややってもしょうがないというのと、これから迎える
高校受験のためしょうがないかってな感じだったのだろう。
一緒によくY.M.Oなどを聴いていた友人と別れると徐々に興味が別の方向に向いていく。
転向した先の中学校ではフォークが主流だった。
特に幅を利かせていたのが長渕剛と松山千春である。
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長渕 剛「乾杯」 | 松山 千春 「起承転結U」 |
グループでいえばアリスが一番流行っていた気がするし
チューリップ派とオフコース派に分かれて対立していたような気がする。
ちなみに松本伊代がすきで、ハチマキ持ってた気がします。
無事高校受験も終わり晴れて高校生となったのだがそこでも主流はフォークだった。
友人でギターを持ってるやつがいた影響で今度はギターがいいな・・・などと思い
高校1年の冬に貯めていたお年玉をはたいてフォークギターを買った。
東海楽器の「Cat'sEye」という当時結構流行っていた奴だった。
ピアノを習っていたおかげ?で幸い楽譜などには苦労しなかったがFのコードには苦労した。
おそらくフォークギターを買ってやめていった人の多くが語るやめた理由であるところの「F」。
根性なしの俺はやっぱり多くの人同様ここで挫折し「フォークギターで弾き語り」の夢は夢のままだった。
高校2年生になりクラス替えで俺の人生に大きな転機が訪れる(そんなに大げさでもないが)。
同じクラスになったHという男がある日1枚のレコードを渡してこう言った。
「おまえピアノ習ってたんやて?そんならこれ聴いてみぃ。」
グラデーションのかかったような緑色のジャケットで上のほうに「YES」と書いてある。
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YES 「CloseToTheEdge] |
何で急にこんなものを???と思ったが家に帰ってとにかく聴いてみた。
するとそこには今まで自分がまったく体験したことのない音楽があった。
翌日Hに「あれはなんや?」と尋ねるとHはにやりと笑ったかどうかは覚えてないが
「あれはイギリスのバンドや。プログレッシブロックというジャンルの代表的なバンドや。」
と教えてくれた。
そして翌日また1枚のレコードを手渡して「今度はこれ聴いてみぃ。これもすごいぞ。」と。
家に帰り早速聴いてみると前回聞いたプログレッシブロックとはかなり趣向が違う。
激しく歪んだギターの音、高音でシャウトするボーカル、
音は歪んでいるのになぜか妙にクラシカルなオルガン。
そう、ご存知ディープパープルだった。
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DeepPurple 「MachineHead」 |
とにかくこの2つのバンドには激しいカルチャーショックを受けた。
この日を境にフォークギターは押入れに入れっぱなしで必死で名曲「HighwaySter」を
コピーしようと毎日のように練習した記憶がある。(ピアノの重い鍵盤ではとても弾けなかったが・・・)
この出会い以降趣向は大きく洋楽に特にハードロックに傾いていったのである。
特によく聴いていたのはディープパープル、アイアンメイデン、ジューダスプリースト、
ヴァンヘイレン、ナイトレンジャー(HRか?)などである。
また、ハードロックのみならずこの時期は洋楽を聴きまくっており、
ビートルズを真剣に聴きだしたのもこの時期だった。
さて話は変わるが、高校生で楽器ができるとなればやっぱあれでしょう?
そう、バンド。
文化祭で必ず企画される体育館のステージにあがって
女の子にキャーキャー言われてみたい。
そんな妄想をその年代の健全たる男子は必ず経験しているでしょう。
心身ともに健全であった俺も当然そう思った。
そこで前出のHとその後俺の人生を大きく左右するUという男と
「なぁ、せっかくの文化祭やし、バンドやってみようや」ということになった。
高校2年生のときである。
なんかむちゃくちゃ長くなってきたのでこの続きはまた・・・
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