■ 中 編 ■


23時過ぎにスタジオに戻ってくると、再び音出しに挑むメンバーたち。
ドラムセットを使わなければ時間を気にせず音を出して良いとオーナーから言われていたので、
心おきなく深夜まで練習に励みました。

レコーディングの時は作曲者のYJがリズムとギターまで録音し終わった音源に楽器を足していくので、
YJがセカンド・アルバム収録曲のギターを演奏する姿を見たのはSoH兄さんもmicもこの日が初めて。
「あのフレーズはこんな風に演奏してたのか!」などと新鮮な驚きがたくさん有って面白かったです。

レコーディング期間中に何年も体調を崩していたmic、実は少し声帯が萎縮して音域が狭まっていたのですが、
開放的なスタジオで時間を気にせず歌い続けるうちに声量が安定して音域が戻っていくのを実感しました。
やっぱり広い場所でマイクを使って声量MAXで歌わないと、歌声ってどんどん劣化してしまうのですね。
時々は家から出て歌わなくちゃ、と。(←数年来出不精引き籠り生活実施中)



ぼちぼち慣らすつもりが、ふと気が付くと3時間ほど練習し倒し状態になっていました。
SoH兄さんが「ベースって何をどう弾いても両手指先の摩擦が激しいのね」とぼやき始めたころには
YJの指先も限界が来ていたらしく、本日の演奏活動を終了することにしました。

バー・カウンターに移って軽くお酒を飲みながら過去のライブ映像を観賞しつつ雑談、
床に就いた時には午前4時を回っていました。

エアーマット二つをSoH兄さんとYJが使用し、YJがスタジオ内、SoH兄さんがミーティングルーム、
そしてmicがミーティングルームのソファーでそれぞれ横になりました。
後で聞いたところによると、YJ使用のエアーマットは空気圧が高めだったらしく、
寝返り打つたびにマットに弾かれて何度も床に落ちたそう。(気の毒だけど笑ってしまった)

しかしまぁ、なんと厳しく幸せな音楽三昧の一日よ・・・



■ 後 編 ■ へGO!

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